2016年度 一般社団法人みゆき野青年会議所
理事長 仲條 壮一
■はじめに
 日本は人口減少の時代を迎えています。また、地方創生が叫ばれる中で未だ都市部への一極集中、依存は続き、経済成長を軸にしてきたこの川の流れは変わる事無く、支流の地方は枯渇してしまう可能性があると言う人もいます。みゆき野は消滅してしまうのでしょうか。私はそうは思いません。ここには都会には無いものが沢山あります。それと同時に、「何も無い」という価値があります。近い未来、都会の大きな流れが方向を変え、地方が受け皿になる時がくるかもしれません。その時のために、この地域は輝き続けなければなりません。
 2年前に40周年を迎えた一般社団法人みゆき野青年会議所では、「笑顔の花が咲き乱れる 豊穣の地 みゆき野」を今後10年間のビジョンとして打ち出しております。このビジョンの達成が持続可能な地域づくりの第一歩だと考えます。ビジョン達成のためにメンバーが一丸となり、JC運動を展開していきましょう。

■身近で頼られる存在になるために
 「青年会議所ってどんな団体なんですか?」という質問をされることが多々あります。「青年会議所は日本を明るい豊かな社会にするため日夜奮闘しています」と答えたとして、どれだけ多くの人が理解してくださるでしょうか。また、私自身そうですが、変に小難しく考え過ぎて答えに詰まってしまうことが度々あります。
 本年は例会を使って、もっとわかり易く、青年会議所を身近に知っていただくことを目標のひとつにします。「みゆき野青年会議所って○○やっている団体だよね」の○○に入る部分が、「公共施設の掃除」でも良いし、「一所懸命歌っている」でも良いし、「どこの地域の草刈りでもやる」でも良いと考えます。わかり易く活動することで私たちの存在を身近に感じてもらうことが重要です。ただし便利屋になるのではなく、自分たちの信念を持ち行動に移行することを前提に踏まえておかなければなりません。
また、私たち(一社)みゆき野青年会議所は飯山市、木島平村、野沢温泉村、栄村の4市村、(公社)日本青年会議所北陸信越地区 長野ブロック協議会とは災害協定を締結しております。それぞれの信頼関係をより強固なものにしていき、地域にとって頼られる存在となっていきましょう。

■内外に向けた発信
 発信というと、内側から外側へという印象を抱くかもしれません。確かにみゆき野地域を外にむけてアピールすることはとても重要なことです。しかしそれと同様に、内側に発信することも重要だと考えます。例えば、中高生や都会に出ている学生など、これからの地域の担い手となる若者にこの地域の自然だけではない、人や企業、産業、農業の魅力を伝えること、芸術や音楽、自己表現の場を提供すること、世代を超えて本音で語り合える場を設営すること、といった内側に向けた情報発信や調査・研究を行うことは、地域の抱える問題点を明確にし、解決する手がかりになると考えます。そして、それは巡り巡って外部への大きな発信に繋がっていくものです。
 その活動の場として、今年から稼働する「飯山市文化交流館 なちゅら」を活用していきます。広域の玄関口である北陸新幹線飯山駅に隣接し、世界的な建築家の隈研吾氏の設計であるこの施設は多様な利用形態が可能であると共に、今後地域の要の施設となっていく場所だと考え、発信の場として最適だと判断しました。
 また、他団体との交流、第34回いいやま雪まつりへの参画、外部に向けた地域の発信もこれまでと同様に取り組んで参ります。
 
■まちづくりは実験の場
 極論を言うと、私たちは失敗してもいいのです。まちの活性化、二次交通網、広域的観光連携などのまちづくりに対する沢山の課題に対する疑問、やってみたいと思ったことは、とりあえずやってみましょう。失敗を恐れて何も動かないことは、地域進化の歩みを止めることにも繋がります。そして、行政ではなかなかできないことも私たちならできるはずです。固定概念を無くし、若者らしい大胆な発想を持って臨みましょう。様々な実験を繰り返し、そのデータを基に行政や地域のみなさんに提案していくことが、青年会議所のひとつの使命だと考えます。

■委員会運営について
 本年は、総務広報委員会と事業系委員会の2委員会を設置しました。委員会数を減らすことでフロアメンバーの層を厚くし、楽しく自由闊達な議論をして欲しいと考えた結果です。物事は少人数で考えるよりも、やはり大勢でにぎやかにやった方が良いものができます。大きな指針は私の所信を汲んでいただき、そこに沢山の魅力を肉付けしていってください。また、委員会の枠を超えた副委員長、フロアメンバーで「みゆき野元気にし隊」を設置しました。役職を持ったメンバーだけではなく、フロアメンバーの活躍こそがLOMのカラーを決めるのだと考えます。みゆき野を元気にするために、迅速、簡潔、広域的に活動することを期待します。
 また、議案書を書くこと、会議で発言することはとても重要なことです。経験することで多くの学びを得る事が出来ます。臆することなく参加していきましょう。委員会では担当をはじめ、委員長は委員メンバーに自分の経験やスキルを伝え、全員が確実にステップアップできるよう、リーダーシップを発揮してください。

■答えは今からつくればいい
 私たちの活動には正解はありません。一年間ガムシャラにもがき、突き進んで産まれたものが答えです。それが合っているか、間違っているのかも分かりません。でも、それでいいのだと思います。ただ、そこに辿り着く過程で何を行ったか(如何に悩み、議論し、行動したか−)が最も重要です。一年間やってみてどんな答えがでるでしょうか。一緒に答えをつくっていきましょう。


基本方針

1.青年会議所を身近に感じられる例会の企画・運営
  地域のみなさん、会員全員が青年会議所を身近に感じられるわかり易い例会を
企画・運営していきましょう。

1.みゆき野地域の魅力発信
  外部だけではなく、内部にも目を向けた発信を心がけ、地域を元気にするきっか
  けをつくりましょう。

1.第34回いいやま雪まつりへの参画・他団体との交流推進
  この地域冬の最大のイベントである「いいやま雪まつり」に運営スタッフとし
  て参画し、イベントを達成する喜びを共有しましょう。

1.会員の資質向上
  議案書の作成、会議での討論、例会や事業への参加を通じ、個人のスキルアップ
  とリーダーシップ力の向上に努めましょう。

1.みゆき野版会員大会の実施
  まちづくりに対する提案発表、内外への地域発信、みゆき野青年会議所の活動報告、
  新しい仲間づくり、を目的とした包括的な事業を行います。